‘シティ・ビューティフルThe City Beautiful’というあだ名にふさわしく、オーランドは美しい街です。フロリダ州のイースト・セントラルにあるこの都市は、オレンジ・カウンティの郡庁所在地でもあります。現在のテーマパークなどが影も形もなかった当時は、周辺のオレンジ生産地域の加工・出荷の中心として発展しました。フロリダ州第6位の人口を持つ都市で、内陸都市としては最大です。人口はおよそ205,600人、大都市圏の人口は180万人にのぼります。
オーランド市域の北東部は、イオラ湖Lake Eolaが占めています。街の名前オーランドは、セミノール・インディアン戦争時に、イオラ湖でインディアンに殺された兵士、オーランド・リーヴズOrlando Reevesに因むといわれています。現在のダウンタウンの近くにアメリカ陸軍が前哨地基地フォート・ガトリンFort Gatlinを建設しましたが、第二次セミノール戦争後は廃墟となっていました。アーロン・ジャーニガンAaron Jerniganという牧場経営者がこの地域に最初に入植し、第三次セミノール戦争後、より多くの入植者がこの地に入りました。
オーランドは農業集落として発展し、柑橘類、特にオレンジやグレープフルーツの栽培で知られるようになりました。柑橘栽培ブームの後、フロリダには最初の大きな経済成長が訪れます。これは不動産ブームによるものでした。フロリダのリゾート開発は、鉄道の敷設、ホテルや観光施設建設により始まりました。同時期に、製造業も急速に拡大し、フロリダに経済的な多様性をもたらしました。ケープ・カナベラルCape Canaveral、またはケープ・ケネディCape Kennedyの名でも知られる施設(ケネディ宇宙センター及び空軍基地)の建設は、当時のオーランドに金銭面と雇用面で、多大な貢献となりました。オーランドの住民の多くは、誘導ミサイルプラントや近郊の空軍基地で職を得ました。
今日、オーランドは全米でも最も人気の観光地として知られています。観光はオーランドの産業の重要な地位を占めています。同様に製造業の寄与度も依然大きくなっています。数多くのソフトウェア及ぶハードウェア企業も存在し、オーランドには、‘フロリダのシリコンバレー’という新たなあだ名もつきました。また、ユニバーサル・スタジオやディズニー・MGMスタジオといった施設があることから、映画産業も急速に発展しています。
オーランドは、ウォルト・ディズニーワールドに近接しているということで、都市としてのありようを一変させました。しかし、テーマパークの魔法以上ものが、この街にはあります。本当のオーランドを発見し、その美しさを体験してみましょう。